「この光景を多くの人に知ってほしい」生後間もない息子に寄り添うのは”殺人犬”と恐れられるピットブルでした


アメリカで闘犬用として改良され、多くの人から”殺人犬”として恐れられるアメリカン・ピット・ブル・テリア(以下ピットブル)。

噛む力が非常に強く、攻撃的な性格から人を噛み殺してしまうこともある事から、複数の国で輸入や飼育が禁止されている犬種です。

その危険性から、アメリカでは一般的に「間違っても小さい子どもと一緒にしてはいけない」と考えられています。

しかしそんな中、Facebookに投稿されたとある写真が世界中で話題を集めました。

そこには生後間もない赤ちゃんに寄り添うピットブルの姿が・・・。

そしてこの赤ちゃんの両親は、「この写真を撮影した理由」をこのように訴えたのです。

穏やかに寄り添う二人

こちらの写真を撮影したのは、ジャスティン・アクフさん夫婦です。

ここには生まれて間もない息子・シグムンド君を、2歳になるピットブルのアカマラと一緒に寝ている姿が映し出されています。

この日初めて対面したというシグムンド君に対し、吠えることもましてや噛みつくこともありません。

それどころか、彼に寄り添いギュッと抱きしめるその姿からは、シグムンド君を受け入れている様子が見受けられます。

夫婦はなぜこのような写真を撮影するに至ったのか、この写真に込められたメッセージを共にFacebookに投稿しました。

ピットブルへの偏見

やはり”闘犬”というイメージが強く、その獰猛さばかりが取り沙汰されてしまうピットブル。

しかし本来は我慢強く、飼い主に対しては忠誠心と服従心が強い性格であることは意外と知られていません。

そこでジャスティンさんは、”ピットブルへの理解を広めてもらいたい”という思いから、これらの写真を投稿したのです。

そしてこの写真とともに、ユーザーに対しこのように語り掛けました。

シグムンドは2014年11月26日に生まれた。

27日に、息子は初めてアカマラと出会った。

僕らは決してシグムンドをアカマラと2人っきりにすることはない。

シグムンドは、あまりにも愛されすぎて、抱かれすぎて、死んでしまうかもしれないからね。

ほとんどの人は知らないと思うけど、アメリカン・ピット・ブル・テリアは子守りに向いている犬種なんだ。

”アメリカン・ピット・ブル・テリアは、幼い子どもに対して深い愛情を抱く傾向があり、子どものいる家庭などには特に適している”

ちなみに、ピットブルは人懐っこすぎて番犬には向かないんだそうだ。

闘犬から救出・保護された犬は、心的外傷後ストレス障害やさまざまな心理的なトラウマに苦しめられていて、知識を持たない飼い主なんかに保護でもされれば、攻撃性を見せることもある。

でもこれは犬種のせいではない。

いよいよというときには、闘犬家たちはチワワだって闘犬にするだろうと思う。

アカマラも保護犬だ。

でもアカマラが経験したのは飼育放棄だった。

引き取ったとき、6か月の彼女は疥癬に冒され、予防接種も一切受けていなくて、愛情と触れ合いに飢えていた。

免疫系の機能が極端に落ちていて、耳の感染症とも闘った。

覚えておいて欲しいのは、ほとんどのピットブルは殺人犬には見えないってこと。ほら!

このアカマラの穏やかな表情は、多くの人の胸を打ちました。

人間のエゴによって作り出されたピットブルが、人間の偏見によって沙汰されるなどあってはならない事です。

ピットブルに対し正しい知識と多くの理解が得られる世界になってほしいですね。


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