「病気で気持ち悪いから引き取ってくれ」とんでもない飼い主より捨てられた犬。殺処分直前に起きた奇跡


行政機関で殺処分されている犬・猫の数は日本国内だけでも年間およそ十万匹にものぼります。

その理由は無計画な繁殖をはじめ、身勝手な理由によりペットを手放す飼い主が後を絶たないためです。

今回ご紹介する一匹の犬もそう、身勝手ない飼い主によりとある動物管理局に連れてこられました。

ただ”死”を待つしかないと思われたその犬に、おても素敵な軌跡が舞い降りたのです。

捨てられた犬

動物管理局に連れてこられたのは、南アフリカに住むオスのコーギーのミックス犬。

「こいつは汚いし病気で気持ち悪いから引き取ってくれ」

飼い主はあまりにも身勝手なことを言い残し、「ニックナック」と呼ばれる犬を置いて去ってしまったのです。

栄養失調でやせ細った身体に折れた足、誰の目から見ても虐待を受けていたことは明らかでした。

顔はヤケドなのか皮膚病なのか、酷く爛れてしまっています。

駆け付けた獣医でさえもが”安楽死”させたほうがまだ幸せかと思うほどに絶望し、ぐったりとしたニックナック。

ただ静かに”死”の順番を待つ彼に、この後信じられないような奇跡が舞い降りることとなったのです

新しい家族の元へ

NPO保護団体・動物レスキュー『Sidewalk Specials』は、ニックナックを保護するべく動物管理局に連絡を入れます。

そして無事保護されたニックナックの里親が募集され、南アフリカ・ケープタウン在住のカミラさんという女性に引き取られることが決まったのです。

カミラさんは、弱り切ったニックナックの治療も受け入れてくれともに歩んでいく決意をしてくれたたのだといいます。

新しい家族の元を訪れたニックナックは、これを転機に全く別の犬へと生まれ変わることとなりました。

保護団体やカミラさんの献身的な看護のおかげで驚異的な回復を見せたニックナック。

そんなニックナックへ、カミラさんからとても素敵なプレゼントが送られました。

それは、新しい名前です。

新しい幸せを掴んで欲しいとの願いを込めて「ニューマン」と名付けられ、まさに見違えるように生まれ変わったのです。

現在では、カミラさんとともにビーチやドッグヨガへ出かけるなど愛情にあふれた生活を送っているニューマン。

ニューマンとの出会いについて、カミラさんは以下のように語っています。

「私は、本当に助けるべきものを助けたい、といつも思っていました。

ニューマンとの出会いを通して、私が彼を助けたのではなく、彼が私を助けたんじゃないかと感じています。

きっと彼が私を選んでくれたのです」

日本の犬・猫の殺処分数は、他先進国と比べ数十倍もの数に上ります。

ペットショップによる無計画な繁殖もそうですが、まずは家族として迎え入れた”一つの命”を最期まで責任をもって大切にしなければならない事をニューマンとカミラさんに教えてもらいました。

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