天国に行くママと妹に最期のプレゼント、8歳の少年の贈り物に誰もが声を詰まらせ涙を流しました

クリスマス直前のおもちゃ屋さんはどこか浮足立った人々で賑わっています。

多くの「サンタ」たちが訪れるお店で、1人涙をこらえ悲しげに佇む少年。

どうしてもその初年が気になった女性は少年に声をかけます。

するととても信じがたいことを語りだしたのです。

妹にクリスマスのプレゼントを

それはクリスマス直前のある冬の日でした。

姪っ子の輝くような笑顔を思い浮かべながら、ある女性がプレゼントのぬいぐるみを選んでいました。

持ち合わせはいくらかと財布の中身を確認していると、通路の奥から鼻をすする音が聞こえました。

目をやると小さな男の子がそこに立っていました。

それは、8歳か9歳くらいの男の子でした。

青いウールの帽子から茶色いカールした髪の毛がのぞいていて、コーデュロイのズボンは何度も洗われたのか色落ちし、靴紐はぐちゃぐちゃと結んであります。

男の子は、悲しい目をしていました。女性は財布を握りしめながら男の子に近づいて行きました。

どうして悲しそうな顔をしているのか気になったからです。

近くまで行くと、男の子は涙が溢れてくるのを必死に我慢しているような顔をして、手首にはピンクのリボンが巻いてありました。

「こんにちは、一人でここにいるの?」

彼女は尋ねました。

男の子はおもちゃを見つめながら、妹にクリスマスのプレゼントを買いたいのだと答えました。

「まぁ、素敵ね。それならどうしてそんなに悲しいの?」

男の子は彼女を見つめ、プレゼントを買うお金が足りないのだと答えました。

「あら、サンタはきっと妹さんにお人形を持ってくるんじゃないかしら?」

女性はそう言って、男の子を元気付けようとしました。

男の子は黙り込み、彼女の目をじっと見つめました。女性は彼の目の中に、何か悲しみ以上のものを見た気がしました。

妹は天国にいるんだ

「サンタは妹のいるところまでは行ってくれないんだ」

女性は自分の喉が詰まっていくような感じを覚えます。

そして、次の質問を絞り出しました。

「妹さんに何があったの?」

答えが聞きたかったかはわかりませんでしたが、尋ねずにはいられなかったのです。

「妹は天国にいるんだ。天国にいる妹に何か素敵なものをあげたいんだ。
僕のママももうすぐ天国に行くから、きっと人形を持って行って妹に渡してくれるんじゃないかと思って」

女性は足元の床が抜け落ちていくような気がしました。

彼女は深呼吸して言います。

「そう、じゃあいくら持ってるか見てみましょうよ」

そして、男の子のお金を数えながら、女性はそっと自分の財布から数ドルを忍ばせました。

男の子が再び財布を確認すると、彼の手元には人形を買っても少し余るほどのお金がありました。

男の子の目に光が少し戻ります。

「やった!これならママの大好きだったお花を買ってあげられる。白いバラが好きなんだ」

少年が走り去っていくと、女性は男の子の言っていたことが本当なのか、突然分からなくなりました。

女性はあまりにも衝撃を受けていたのか、姪っ子への贈り物を買うのを忘れそうになりました。

おもちゃ屋を出ると、ふと新聞の見出しが飛び込んできました。

それは酔った運転手が起こした交通事故についてでした。

記事には、母親と4歳の娘がこの事故で重傷を負ったこと、この幼い少女は病院に搬送される途中で命を落とし、母親は深い昏睡状態で危篤状態にあること、現在も懸命な救命活動が行われていることが書かれていました。

まさかこの人たちがあの男の子の家族なのではないだろうか?

しかし、女性はこの考えを打ち消そうとしました。

無意味に奪われた命

それから数日間、女性が新聞の死亡記事を注意深く読んでいると、見つけたくないと思っていたある葬儀告知が目に入ってきました。

あの交通事故に遭った女性が亡くなったのです。

そこにはこうありました。

「無意味にあまりにも早く私たちの元から奪われました。私たちの小さな天地と再びあちらで会えるだろうということがせめてもの慰めです」

そこには埋葬式の日付と場所が書いてあり、女性はそこに行くことにしました。

彼女は白いバラのブーケを買い、墓地に向かいました。

墓地に着くと、彼女はそこにあのおもちゃ屋で出会った男の子を見つけました。

片手には1本の白いバラ、もう一方の手には人形を握っています。

傍に立つ父親は、平静を保とうと必死なのが見て取れました。

女性はかける言葉が見つからず、静かに墓穴に向かいました。

涙が止めどなく溢れてきました。

バラのブーケを墓穴に入れるたとき、ほんの少しだけ男の子と目が合いました。

そしてついにあのときお店でこの少年の目からどうしてあれほど目が離せなかったのかわかりました。

彼の目は大人の目でした。

大切な人を失い、悲しみを経験した大人の目だったのです。

彼女の心は砕けそうになりましたが、結局かける言葉が見つかりませんでした。

(原文まま)


本の一瞬の出来事が、少年と父親の人生を大きく変えてしまいました。

幼い女の子の未来を奪い、男の子から母親を奪い、父親から愛する妻と子供を奪ったのはたった1人の飲酒運転でした。

すべては飲酒運転をした人、そしてその人を止めなかった人々の責任でもあります。

飲酒運転は本人だけでなく、すべての人を危険にさらし、人生を大きく狂わせてしまうことになるのです。

どうか車を運転するすべての人が正しい判断をしてくれる世の中になる事を心から願うばかりです。

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